ほんき

こないだ、カートコバーンの遺書を読んだ。わたしはニルヴァーナを全然知らない。数えるほどしか聞いたことない。だけど「Lithium 」という曲をしって、カートコバーンがその薬を飲んでたことも知って、彼に興味をもった。私もその薬を処方されていたから。カートコバーンも人間だった。
遺書のなかで、こう言ってる。

「自分だってみんなに嘘をつくの嫌だ。ただの一人も騙したくない。自分が考える最も重い罪とは、100%楽しいのだと嘘をつき、ふりをして、人を騙すこと。」

わたし、ライブ見ててくそくらえって思うときがある。それは嘘を感じるとき。はりついたみたいな笑顔で、必然性もない手拍子を求める彼らと、とりあえずのアンコール。とんだ茶番劇。

どんなことでもそれに命をかける人、心からやってる人は尊敬する。

だけど今の時代、うわべだけで見せかけるのだって簡単だ。お手本はたくさんあるから。そういう人たちが溢れてるような気がしてうんざりする。

そういう私自身もときどきつまらないことのためにつまらない行動をしてしまうことがある。そういうときの自分はほんとに大嫌い。
なるべくやめたい。
とにかく、健全でいるためには、意志と反することをやらざるをえない状況にならないようにすることだなあと改めて思いました。


なかのすずこ